なんで屋根には瓦がいいの?・・・その③

     
隠された瓦の秘密”防災構造”
 現在使用されている粘土瓦は、8割以上が防災瓦。 上の写真のように、瓦と瓦が噛み合うのが防災瓦です。 
強風による浮き上がりや地震によるズレを防ぎます。 粘土瓦は台風にも地震にも強い、安全な屋根を作っています。
    
 50年に一度の強風に耐える
 屋根が受ける大きな外力は、おもに地震と風。 とくに風の力は、かなり大きな地震力をも上回る脅威です。 
最新のガイドライン広報では、建築基準法に沿って、50年に一度の強風にも耐えられるよう設計されています。
一方で地震力は、屋根の棟部に大きく作用します。 そこでガイドラインでは、棟部に1Gの地震力に耐える強さをもたせています。 
これは阪神・淡路大震災クラスの地面の揺れに匹敵する揺れの強さです。
  
 1枚で250kg
 粘土瓦は防火性にも優れます。 近隣の火災で火の粉が飛んできても、瓦は決して燃えません。 
粘土瓦は”不燃材”です。 またJIS企画による瓦の強度は、1500N(約150Kg)。 
しかし実際の製品は250〜300kgの曲げ破壊荷重を実現しています。
     
    
  
 左表はJIS(A5208)に定められている粘土瓦の品質です。

 現在 生産されている粘土瓦は、この基準を大きく上回る
  
 品質をもっています。



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このページは、全瓦連・粘土瓦ハンドブック「日本人なら瓦屋根」(社団法人 全日本瓦工業事業連盟 発行)より 全文引用しております。