高速道路が崩れても、瓦屋根は残った
ビルが倒れ、高速道路も倒壊した阪神淡路大震災。
大きなマンションがほうかいしているすぐそばで、瓦屋根の家はほとんど被害を受けていません。
■ 実験で証明された耐震性
これは特別な例ではありません。
現在の住宅建築は、大震災クラスの地震にも倒壊しないよう設計されているのです。
瓦屋根も同じ。
建築研究所のしどうのもと筑波の研究施設で行われた実験でも、2階建ての瓦屋根は震度7の地震に対してもビクともしませんでした。。
■ 東日本大震災にも、瓦屋根は耐えた
大きな爪あとを残した東日本大震災。
古い瓦屋根にも被害がありましたが、もちろんそれ以上に多くの瓦屋根が大震災に耐えました。
■ 軽い屋根も倒壊している
一方、大きな地震のたびに住宅被害は発生しています。
それは瓦屋根の家でけでなく、金属など軽い屋根の建物でも同じ。
躯体の耐震性が不十分であれば、屋根の種類にかかわらず地震の被害は起きてしまいます。
肝心なのは、屋根の重さではないのです。
躯体が十分な耐震性をもっているか。 地震への配慮はそれにつきると言えるでしょう。
金属の軽い屋根も倒壊
地震被害は瓦屋根の建物だけではない。軽い屋根の建物でも、躯体の耐震性が不十分であれば、ぺちゃんこに潰れてしまう。
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このページは、全瓦連・粘土瓦ハンドブック「日本人なら瓦屋根」(社団法人 全日本瓦工業事業連盟 発行)より 全文引用しております。